私はこんな人生を送りたい。
第一図:尋牛(じんぎゅう)
不動産投資ってものが世の中にあるらしいよ?
えっ何それ?
と、尋ね回っている状態。
第二図:見跡(けんぜき/けんせき)
無料セミナーに参加したり、先輩大家さんの物件を見学したり、先人の足跡を辿っている状態。
まだ遥か向こうの世界に思える。
第三図:見牛(けんぎゅう)
第一村人発見!
とばかりに、物件のお尻を追いかけまわしている状態。
買い付けを出してははねられ、融資申請をしては弾かれ、なかなか物件購入できない。
第四図:得牛(とくぎゅう)
ついに初めての物件購入!
なんとか買付を通し、融資もつけて、モノにしましたよ。やれやれ。。
第五図:牧牛(ぼくぎゅう)
捕まえた牛の放牧を。。
賃貸付けし、家賃がチャリンチャリンと入っている状態ですね。
しかし時々、牛が暴れる・もとい、物件でクレームやトラブルが発生するので、右往左往することもあります。
第六図:騎牛帰家(きぎゅうきか)
人馬一体ならぬ人牛一体、アパート経営を自由自在に乗りこなし、物件のすべてを把握できている状態。
第七図:忘牛存人(ぼうぎゅうぞんじん/ぼうぎゅうそんにん)
アパートの管理をすべて管理会社にお任せし、牛・・じゃなかった物件の存在を、忘れた状態。
単なる丸投げではなく、財務的に良好な状態で、しっかりした管理会社にお任せできていることが前提です。
第八図:人牛倶忘(じんぎゅうぐぼう/にんぎゅうぐぼう)
なぜ不動産投資をしようとしたのかを忘れ、
どんな不動産を買ったのかも忘れ、
不動産を買ったこと自体も忘れる。
無我の境地です。
中島敦先生の「名人伝」の境地。
名人伝
https://www.aozora.gr.jp/cards/000119/files/621_14498.html
第九図:返本還源(へんぽんかんげん/へんぽんげんげん)
不動産投資も、お金のことも存在しない、清浄無垢の世界から、ありのままの世界が目に入ります。
世界はこんなに美しかったんだ!
第十図:入鄽垂手(にってんすいしゅ)
悟りを開いたとしても、そこにとどまっていては無益です。
再び世俗の世界に戻って、人々に安らぎを与える存在になりましょう。
「あのハゲて腹が出ているおっさん、若い頃はすごかったらしいよ?」
「ないない、あり得ないわ~(笑)」
私の目標は、ハゲて腹が出ているけと、毎日ニコニコしていて機嫌の良いおじさんになることです。